この記事では杉山城の本郭跡を写真付きでガイドします。
最寄り駅からの行き方や、観光の所要時間などを順番にお伝えしていきますね。
杉山城に攻め込む際に、この記事の内容が参考になれば嬉しいです。
Contents
杉山城への行き方は?電車の場合は武蔵嵐山駅からのレンタサイクルがおすすめ!
杉山城は、最寄り駅の武蔵嵐山から約3㎞の距離があります。
城内は入り組んでおり、城攻めの体力を残すためにも、徒歩ではなくレンタサイクルをおすすめします。
タクシーという手もあるかも知れませんが、杉山城を攻め落とした後、武蔵嵐山駅まで帰って来るのが大変ですからね。
武蔵嵐山駅のステーションプラザで、自転車の貸し出しを行っています。
武蔵嵐山駅の改札を出て右側、駅西口の階段を降りてすぐにステーションプラザがありました。
こちらが杉山城に攻め込むためのフェラーリくんです。
ステーションプラザの営業時間は、午前9時から午後4時45分です。
杉山城の観光は1時間半もあれば十分なので、長く見積もっても2時間半あれば、杉山城を攻め落として駅に帰って来れると思いますよ。
では、早速杉山城に向かいましょう!
杉山城の続日本100名城スタンプは嵐山町役場庁舎にあります!
杉山城の続日本100名城スタンプは嵐山町役場庁舎に設置されています。
嵐山町役場庁舎は、武蔵嵐山駅と杉山城の間にあるので、杉山城を攻め落とす前に先にスタンプを押しに行きました。
本来は、城を攻め落としてからスタンプを押したいところですが、うっかり押し忘れても嫌ですからね。
こちらが嵐山町役場庁舎ですが、小高い丘の上にあるおしゃれな建物は、とても町役場とは思えないほどでした。
嵐山町役場庁舎の入り口まではめちゃくちゃ坂道を登るので、フェラーリくんに電動アシストがついていて一安心です。
嵐山町役場庁舎に入ってすぐ、杉山城跡の続日本100名城スタンプが見つかりました。
ちなみに、武蔵嵐山駅から嵐山町役場庁舎までは、自転車で10分から20分くらいです。
杉山城のスタンプゲット!
このスタンプに見合った男になるために、早く杉山城を攻め落とさねば…!
嵐山町役場庁舎から杉山城に向かいます!
嵐山町役場庁舎の坂道を降り、杉山城に向かいます。
嵐山町役場庁舎の入り口前の道を5分ほど進んでいると、杉山城跡を示す表札がありました。
ここが杉山城跡の駐車場です。
自転車もたぶんここにおけば良さそうですね。
さて、攻め込むぞ!
杉山城跡に到着!城内の様子を写真付きでガイド!
到着したのは杉山城跡の大手口のようです。
学校とお城の間を通って、杉山城跡に入れるようですね。
あ、学校の敷地内を通るんだ。
不審者扱いを受けないように気を付けて、堂々と城攻めに向かいます。
左に行くと学校、真っすぐ行くと杉山城跡です。
しかしまあ、凄いところに学校ありますね。
あれは体育館かな?
学校の敷地を通りながら、表札に沿って進んでいきます。
ようやく学校の敷地を抜けれた!
アスファルトの道から、土の大地に一歩を踏み出します。
武蔵嵐山の風景をパシャリ!
小高い丘があちこちにありますが、杉山城跡以外にもいくつも史跡がありそうですね。
さて、戦国期山城の最高傑作をこれから味わっていきましょう。
出郭です。
城の防御と言えば出入り口ですが、杉山城跡の出郭は…。
こんな感じ!
当時は門などがあったのでしょうね。
杉山城跡の全体図です。
これは、かなりの迷宮ですね。
天然の地形に人の手が加わったものだと思われます。
1つ1つ焦らずに攻め落としましょう。
この迫力!
これだけの急こう配を駆け上がるのは並大抵のことでは無かったはずです。
杉山城跡の想像以上のスケール感に圧倒されています。
大手口についての説明がありました。
防御だけでなく、攻撃についても想定された設計とのことです。
上から大手口周辺をパシャリ!
L字型の狭い道、まさに鉄壁の構えです。
少し開けた場所に出ました。
ここには建物があったのでしょうか?
この場所は杉山城の外郭だったとのことです。
溝をパシャリ!
写真だとこの迫力が伝わりにくいのが残念…!
そこら中に土塁や溝があり、まさに迷路のような地形であることがお分かりいただけると思います。
帯郭状土塁の案内がありました。
行き止まりあり、斜面の高低差あり。
秘術を尽くした鉄壁の守りが伺えます。
学校方面をパシャリ!
ここまで登って来るためには、膨大な犠牲を払う必要があったでしょうね。
堀の中からパシャリ!
こんな絶壁は登れない。
でも狭い堀の中は蜂の巣にされる。
うん、まさに難攻不落なり。
南ニの郭に到着しました。
いや、杉山城跡はマジで複雑です。
案内図が無ければ、今どこにいるのか全然分からん。
こちらが南ニの郭です。
かなり広いスペースがありますが、多くの兵がここに待機していたのでしょうね。
南ニの郭は本郭と井戸郭につながっています。
本郭より先に井戸郭に攻め込んでみましょう。
どこが道やら、どこが郭やら…。
杉山城跡に攻めこむ際には、歩きやすい服装でお越しくださいませ。
急こう配の狭い道!
ここを通る敵兵は格好の標的にされたでしょうね。
井戸郭に到着しました。
水の手を守る役割があったと考えられているようです。
まさに迷路…。
今どこにいるかを把握しておかないと、すぐに迷子になってしまいそうです。
当時を思わせるような階段がありました。
登ってみましょう。
2つの石碑と案内板がありました。
どうやらここが本郭のようです。
杉山城跡についての案内です。
面積は7.6ヘクタール!
広い上に入り組んだ地形は、まさに名城と呼ぶにふさわしいです。
本郭をパシャリ!
学校の椅子のような椅子が置いてあり、武蔵嵐山の景色をゆっくり眺めることもできます。
北二の郭に行くか、東二の郭に行くか…。
案内図がないとどちらを選ぶべきかが分かりません。笑
東二の郭と思われる方向をパシャリ。
見ての通りの起伏の激しさです。
先に北二の郭方面に攻めこんでみましょう。
本郭の裏手には、木々がうっそうと茂っていました。
こちらから攻め込むのはかなり難しそうですね。
本郭の北虎口です。
自然の防御に加えて、行く手を遮る防御の仕組み!
杉山城は東西南北に鉄壁の備えをした名城だと言えるでしょう。
これが北虎口です。
道幅狭すぎでしょ。
これは、ちょっとやそっとの兵力では跳ね返されてしまいそう…。
木々の間の道を進んでいきます。
夜だったら確実に遭難するレベルですね。
こちら、本郭周辺のお堀につながっていると思われます。
このあたりは案内図が少なくて、まさに迷宮という感じです。
開けた場所に出ました。
これが北二の郭なのかな?
表札が見当たらなかったので定かではありませんが、北二の郭ということにしておきましょう。
さらに進むと、明らかに異質な道が見つかりました。
北側からの出入り口かも知れませんが、進んだら戻って来れないかも知れない雰囲気です。
他の郭を全部攻め落として、まだ余力があった際には、こちらに奥に進んでみようと思います。
本郭の方に戻りながら、まだ攻め落としていない史跡を探ります。
このあたりの地形は、本当に迷宮そのものです。
北側はまさに絶壁!
南側にはいくつもの堀と郭があり、どこからでもかかってこいという感じですね。
森を抜けました。
そろそろトトロとか出て来そうです。
井戸跡に到着しました。
杉山城で確認されている井戸跡はここだけとのことです。
当時と今では、地下水脈の流れも違ったのかも知れませんね。
こちらが井戸跡!
今でも水が湧いています。
それなりに標高が高いと思いますが、こんなところを流れている水脈もあるのですね。
まだ攻め落としていない史跡は残っているかな?
北側にはいってはアカン、の図です。
これ、進んだら戻って来れなさそう…。
南三の郭 西虎口です。
これだけの数の郭があり、これだけの数の虎口がある。
当時の築城技術の高さには、敬意を表するばかりですね。
井戸跡方向から南三の郭に到着しました。
こちらが南三の郭です。
当時はここに建物があり、屈強な兵士が守りを固めていたのでしょうね。
かなりの登り坂です。
これは何の跡なんだろ?
食い違い虎口とのことでした。
左右の土塁を平行にずらすことで、防御力を高めていたようです。
土塁とお堀の迫力が凄すぎたのでパシャリ!
もはや芸術です、杉山城…。
馬出郭です。
ここから兵が出陣していた模様です。
結構な広さがありますね。
杉山城がすごいのは、それぞれの郭に十分な広さがあることだと思います。
よくこれだけのものを山中に作り上げたなと感心するばかりです。
当時を思わせる階段です。
現代人なら、ゆっくり進まないとつまずいてしまいそう…。
めちゃくちゃ急ですよね。
敵に弓矢で狙われる心配も無いので、一歩ずつゆっくり進んでいきましょう。
入り口のあたりに戻ってきました。
外郭の馬出郭口です。
木橋をかけて通っていたとのことですが、先人の知恵には驚くばかりです。
さて、東の郭をまだ攻め落としていないようなので、本郭から東の郭に向かっていきましょう。
東二・東三の郭に到着しました。
杉山城は東西南北に広がっており、ここまで来るのにも一苦労です。
東の郭をパシャリ!
かなりの広さがあることがお分かりいただけれるかと思います。
奥に進む道があるのかな?
恐る恐る進んでみます。
一応道らしきものを見つけましたが、蜘蛛の巣張ってるし、ここから先は止めておきましょう。
杉山城の主要な史跡は全て攻め落としたと思うので、北側の道を進んでみることにします。
たぶん出口だと思うのですが、もしかしたら戦国武将の財産が眠っているかも知れませんからね。
残念!
戦国武将の宝は見つからず、道路に出ました。
この道路をたどっていけば入り口の駐車場に行けるかも知れませんが、かえって遠回りになりそうです。
今進んだ道を再度登り、杉山城の中を突っ切って入り口に戻りましょう。
その前に、道路にあった表札をパシャリ!
うん、この道路を進んだらとんでもないところに出てしまいそうですね。
こちらには駐車場なども無く、裏口という感じです。
地元の人しか知らないんじゃないかな?
戦国時代はここから攻め込まれなかったのかな?
などどと考えながら、元の道をたどります。
杉山城、見ごたえ満載の名城でした。
杉山城のガイドまとめ
杉山城は武蔵嵐山駅から少し距離があり、アクセスのよいお城ではないと思います。
ただ、あちこちに張り巡らされた防御柵には感動を覚えるほどでした。
どことなく山中城と似ている雰囲気ですが、お堀の作り方などは全く違いますし、杉山城の方が「迷宮」という感じが強かったです。
山城好きにはたまらない名城だと思いますので、この記事を参考にぜひ攻め込んでみてもらえれば嬉しいです。