この記事では川越城の見どころを写真付きで紹介しています。
本丸御殿、富士見櫓跡、中ノ門堀跡の順番で、おすすめポイントを交えてご案内していきますね。
川越城本丸御殿に到着しました!見どころやおすすめポイントを紹介!
川越城本丸御殿に到着しました。
レンタサイクルだと、道に迷わなければ川越駅から10分から15分くらいだと思います。
徒歩だと川越駅から40分以上かかると思うので、バスを利用した方が良さそうです。
駐車場にある史跡や表札を調べてから、本丸御殿に攻め込みます。
川越地図をもとに作成された、川越城の地図です。
川越城は、とんでもない広さを持ったお城だったことが伺えますね。
本丸御殿玄関前の施設について紹介されていました。
発掘調査の結果、多くの史跡が見つかったようです。
では、川越城本丸御殿に攻め込みましょう。
入館料は一般100円、大学生50円、高校生50円、中学生以下無料となっています。(2023年10月時点)
一番最初の部屋は、使者の間です。
江戸城からの使いが、この部屋で待機していたのでしょうか?
隣の部屋は使番詰所です。
使者の方が格上な印象を受けましたが、実際のところはどうだったんでしょう?
知恵袋に分かりやすい回答があったので掲載しておきます。
戦国時代において、戦場において伝令や監察、敵軍への使者などを務めた役職。江戸期においては、幕府で言うなら、幕府官吏に対する監察業務を担当。国目付・諸国巡見使、遠国城代などの役人の監督・監察。
警備・警務・捜査、各種の監察・監査などを行う『役目』として残りました。引用元: Yahoo!知恵袋
本丸御殿の案内図です。
本丸御殿のすぐ裏手に、家老詰所が配置されています。
番抜老体詰所です。
番抜については、知恵袋の回答をご参照ください。
番抜は、各番または役方を退くことまたは退いたもの。幕府では、普請方・小普請方と言う無役の人の籍に編入された。上級旗本で番方・役方を引退したものは寄合に編入された。家中でいろいろ仕事・役職をこなしてきた人が、完全に引退せずに、引退を一旦保留された時、あるいは継嗣が就役できないときに、家督を譲ることができるようになるまで、籍を置いていました。軍隊で言えば、本部付きで、予備役扱いです。(退役ではありません)
引用元: Yahoo!知恵袋
お隣は物頭詰所です。
物頭についても知恵袋の引用を掲載しておきます。
足軽頭・足軽大将など各中隊レベルなどのまとめ役。組頭や番頭の下に数人つくことが多く、一つの職務に交代で上番した(班長さんですね)。組織の中で、一つの大きな役割を振り当てられた、部門を構成する◎◎方の下の、○○組を構成する中ぐらいから、小型の組織の「まとめ役」でした。小者から入る人の終着点。幹部候補生なら、出発点今の軍隊で言う曹長か准尉にあたります。
引用元: Yahoo!知恵袋
部屋を突き当りまで見たので、庭園の風景をパシャリ!
精錬された庭という印象です。
しっかり整備されている様子が伝わって来ます。
突き当りから部屋をまとめパシャリ。
当時の様子が見れるのはありがたい限りですね。
通路を北側に進みましょう。
第1展示室とお手洗いがあるようです。
その前に中庭をパシャリ!
建物と相まって趣のある風情となっています。
こちらが第1展示室です。
川越城本丸御殿の修理工事について紹介されていました。
本丸御殿の修理について、写真付きで紹介されていました。
修理も保全も、大変な労力だったと思います。
建物を強くするための工事や、出土品などが紹介されていました。
建物の復元はもちろん、装飾の復元も大変な労力だったことが伺えます。
木材の修理について紹介されていました。
木材をつなぐ技術など、先人の知恵には驚くばかりです。
通路に戻り、本丸御殿の攻略を進めます。
直進すれば中ノ口、左には家老詰所とのことです。
まずは家老詰所から攻め込みましょう。
その前に、第2展示室がありました。
坊主当番詰として使われていた部屋のようです。
川越城本丸御殿の年表が掲載されていました。
太田道真・道灌の親子が川越城を築いたものの、北条氏に城を奪われる。
北条氏の滅亡により酒井重忠が入城する、という流れのようです。
川越城は江戸城に近いため、徳川家はかなりの重きを置いていたのでしょうね。
中庭?をパシャリ!
屋根に落ちた雨水を排水する仕組みがあったことが伺えます。
本丸住居絵図です。
川越城本丸御殿は、当時はこの数倍の広さがあったのですね。
日本100名城のスタンプが掲載されていました。
100名城ってもっと昔からあると思っていたのですが、平成19年に始まったものだったんですね。
日本地図上に日本100名城の位置が記されていました。
関西に偏っていると思っていたのですが、関東のお城も意外と多いですね。
家老詰所への廊下についての説明がありました。
庭の景色が素敵だったのでパシャリ!
奥に見える建物が家老詰所です。
こちらが家老詰所への廊下です。
段差に気を付けて家老詰所に攻め込みましょう。
家老詰所の案内図です。
一度は解体されてしまったものが、復元されたようですね。
廊下から部屋をパシャリ!
いくつもの部屋があることが分かります。
窓側をパシャリ!
そっか、当時はガラスなんてなかったから、木の枠を窓にしていたのですね。
1つ目の部屋です。
本丸御殿のように、何の部屋かを紹介する表札は無いようです。
縁側をパシャリ!
奥に見えるのはお手洗いかな?
家老たちが会議している様子が展示されていました。
結構リアルな人形だったので、ちょっとびっくりです。
中庭側の廊下です。
寒さをしのぐために複数の戸が設置されていたのかも知れませんね。
縁側をパシャリ!
さて、本丸御殿の攻略に戻りましょう。
こちらの奥に進んでいきます。
中ノ口です。
正面玄関よりもかなり小さいです。
お客さんの身分によって玄関を変えていたのかも知れませんね。
川越城の模型図です。
近くに流れていた川は、川越城の防御に役立っていたんですね。
相当な広さがあることが伺えます。
徒詰所です。
徒(かち)は下級武士のようです。
日当たりと風通しが良く、過ごしやすそうな部屋でした。
正面玄関の方に向かいます。
一間です。
36畳もの広さがあったようですが…。
うん、これはめっちゃ広いです。
見事な甲冑が飾られています。
さて、本丸御殿の攻略はほぼ終わったので、スタンプをいただくことにしましょう。
川越城のスタンプは、本丸御殿に入ってすぐの場所にあります。
攻略前にスタンプを押しても良かったのですが、攻め終わってからスタンプを押した方が達成感ありますよね。
川越城のスタンプ入手!
他にも史跡があるようなので、周辺を探索してみます。
本丸御殿を出て博物館方向に歩いていると、本丸門跡の石碑がありました。
こちらは北門・土塁の紹介です。
川越城の北門は、本丸と二ノ丸を隔てていたようです。
土塁のなごりをパシャリ!
お堀の土を土塁に使ったんでしょうね…!
ところどころに土塁のなごりがあります。
本丸御殿の周辺広場案内図です。
本来はこちらから入るはずだったのですが、自転車で裏側から攻め込んだため、本丸御殿との順番が逆になってしまいました。
少し離れた場所に富士見櫓跡があるようなので、次はそちらを目指します。
道の途中に表札がありました。
富士見櫓跡まで100mとのことです。
本丸御殿までは150mなので、本丸御殿と富士見櫓跡の距離は250mほどとなります。
自転車ならあっという間でしたが、歩いたら10分くらいかかると思います。
川越城の富士見櫓跡に到着!
住宅街のど真ん中に川越城富士見櫓跡がありました。
異質な雰囲気なので、場所が分からずに通り過ぎてしまうことはないと思います。
川越城富士見櫓跡の石碑です。
その下に見える石垣は当時のものかな?
大迫力の木々をパシャリ!
では、富士見櫓跡に攻め込みましょう。
この階段から富士見櫓跡に乗り込みます。
階段を登ると神社らしきものがありました。
鳥居の手前には石碑があります。
富士見稲荷神社とのことです。
手を合わせて足を踏み入れます。
赤い鳥居の奥に祠がありました。
世界が平和になりますように…。
こちらは別の祠です。
同じ稲荷神社なのかな?
大きな石碑が置かれていました。
ここからさらに上に登れるようです。
こちらが富士見櫓跡!
当時は建物があったのでしょうね。
富士見櫓跡からの景色です。
川越駅の周辺と思われるビル群が良く見えました。
川越城についての案内がありました。
明治維新後に堀や土塁が壊されてしまったんですね…。
富士見櫓跡についての案内です。
当時は富士山まで望むことができたのでしょうね…!
もう一度富士見櫓跡をパシャリ!
川越城の史跡が失われてしまったのは残念ですが、この富士見櫓跡が残っていたことには感謝です。
さて、レンタサイクルに乗り、次の史跡を目指します。
川越城中ノ門堀跡に到着しました!
大通りを川越駅に向かって進んでいると、川越城中ノ門堀跡の案内がありました。
自転車を降りてチェックしてみます。
川越城がとんでもない大きさだったことが分かりますね…。
こちらが中ノ門堀跡です。
営業時間を過ぎるとこちらの扉が閉じてしまうようです。
絶壁のお堀!
こんな急こう配を登るのは至難の業でしょう…。
お堀の一部ではありますが、こうして史跡を見れることに感謝です。
中ノ門堀のしくみが紹介されていました。
うん、見れば見るほど鉄壁の守りです。
川越城の史跡めぐりはこれで終了です。
名物の鰻でも食べに行きますか!
川越城のガイドまとめ
川越城には本丸御殿、富士見櫓跡、中ノ門堀跡の史跡がありました。
所用時間は1時間から2時間あれば十分だと思いますが、駅からはかなり距離があるので、その点にはご注意ください。
この記事が川越城攻略のお役に立てれば嬉しいです。